ご利用者さま、職員にとって働きやすい場所を目指して。「越谷デイサービス151A」立ち上げインタビュー

ウコウコヤオでは「越谷デイサービス151A」を07月01日にオープンしました。
私たちにとって新規事業所の出店は、ご利用者さまやご家族さまだけでなく、職員たちにとってもメリットのあるものになってほしいと考えています。

今回は立ち上げの背景や想い、職員との関わり方など、職員に対する視点で、新規事業所の立ち上げについてご紹介していきます。

ご利用者さまが安全に過ごせる場所づくりを職員と一緒に実施

——「越谷デイサービス151A」オープンおめでとうございます。まずは事業所について教えてください。

ありがとうございます。「越谷デイサービス151A」は地域密着型の通所介護施設です。
ウコウコヤオの事業所の中では広い方ですね。
民家を改装しているので、アットホームな雰囲気もあり、ご利用者さまものびのび過ごせるようになっています。

どの事業所でもそうだと思いますが、ご利用者さまが過ごしやすいような工夫もしています。
手すりの位置やトイレの入り口を広くするなど、ちょっとしたことかもしれませんがやるとやらないでは、快適さが違ってきますし、事故防止にもつながります。
こういった配置に関しては、職員の皆さんの意見を積極的に取り入れています。

事業所の特徴というと、庭でしょうか。東京の事業所でもここまで広い庭はないですね。
畑作りや花、植物を育てるなど、ご利用者さまと一緒にいろいろな取り組みができるねと職員たちと話しています。

——越谷を選んだ理由はありましたか?

さいたま市上小町にある「上小町デイサービス151A」の近くに事業所をつくれたらとは思っていました。とはいえ場所が見つからなければ意味がないので、いい物件を見つけることを優先していました。

事業形態などの都合でさいたま市での出店は難しくなってしまったのですが、その後越谷に良い物件を見つけることができ、今に至ります。

——「越谷デイサービス151A」はどのような方に利用していただきたいですか?

これまで9事業所を運営してきて、たくさんの高齢者と触れ合ってきました。体が不自由な人もいれば、元気な方もいたり、認知症の程度も人によってさまざま。
その人その人に適したサポートをしていきたいという想いはこれまでの事業所での運営方針と変わらないですね。

デイサービスを訪れる方は、できるだけご自宅で長く過ごしたい、最後は自分の住み慣れた家や地元で暮らしたい、と思っている方が多いです。

それらを実現するには、まずは、ご利用者さまの今の生活状態をキープしていくことが大切です。
例えば、2階建ての家に住んでいれば、階段の昇降を続けられるような機能訓練をしようなど、日常生活に寄り添ったサポートをしています。

もうひとつは、ご家族へのケアにも利用していただきたい思いがあります。
介護は、ご本人だけでなく、ご家族のケアも重要です。家庭によりけりですが、介護生活が始まると、ご家族の負担が増えることもあります。特にご本人が認知症になった場合、症状への理解も大変だったりします。

ご本人とずっと一緒にいることが必ずしもいいというわけではなく、ご家族が休める時間も大切になります。

ご利用者さまがデイサービスを利用している間、ご家族は休息してリフレッシュする目的でご利用いただくのも、この事業所が役立つのではないかと考えています。

「越谷デイサービス151A」は越谷レイクタウンが近いので、比較的最近発展してきた地域になります。
一方で昔からある街でもあるので、高齢者の方が住んでいたりと、幅広い年齢層の方がこの地域に暮らしているので、いろいろな方に利用いただきたいですね。

職員にとって新しいチャンスや刺激につながってほしい

——他事業所の近くに出店を決められたり、立ち上げに積極的に関わってもらったりと、職員の方が出店に関わることについて、どのようなお考えがあるのでしょうか?

新しく事業所を作るときは、現場目線もとても大切にしています。
実際にオペレーションする上で不都合はないか、動線確保ができているかなど、職員が働きやすい環境づくりもふまえて立ち上げの準備を進めてきました。
多数事業所を運営しているからこそ、現場で働く職員の意見を取り入れることの大切さは実感しています。

もちろんご利用者さまあっての事業所なので、ご利用者さまにとって居心地の良い、来たいと思ってもらえる事業所にすることも必要です。
ただ、そういった意見は現場で働く職員に良いアイデアをもらえたりするので、そういった意味でも積極的に立ち上げに関わってもらったり、過程を共有したりすることが大切なのではないかと考えています。

——新店舗立ち上げについて、職員の皆さんはどのような反応でしたか?

職員には前もって新規店舗を増やしていくことを社内のメッセージとして発信していたので、新規店舗が決定した時も前向きに受け入れてくれたと感じています。

いきなり結論だけ伝えると、職員も混乱する可能性があるので、過程から関わってもらうことを意識しています。

それこそ、「越谷デイサービス151A」という名前を決めたのは、職員の皆さんなんですよ。
他の事業所は所在地の地名をつけていますが、わかりやすさや言いやすさなどを考えて決めてもらいました。

先ほどもお伝えしたように新規事業所の出店は、ご利用者さま・職員、それぞれに目的があります。
出店することで、職員にとって仕事や人生の新たな選択肢やチャンスが増える。それを前向きに受け取ってほしいという思いがあります。

今回オープニングスタッフを4名配属していますが、内3名は上小町デイサービス151Aの職員が異動してくれました。
職員の働き方の選択肢が広がるという意味でも、新規出店を増やしていく意義はあると思います。

職員が異動することで、残されたメンバーにも少なからず影響が生まれます。自身の役割が変化することで仕事に対して自覚が生まれたり、新たな目標が生まれたり、良い刺激になればと思っています。

働いている職員には、仕事や人生の選択肢をたくさん持ってほしいと考えています。
例えば、家庭の都合で今の事業所で働けなくなってしまったとき、その職員が働ける事業所が他にあればできる範囲で調整が可能になりますし、キャリアアップを希望する職員がいれば、出店をすることで新たな役職を与えることができます。

介護の仕事を続けたい、ウコウコヤオで働き続けたいという職員がいれば私たちも嬉しいですし、本人の希望に応えるべく体制を整えることは必要なことだと考えています。
出店を重ねていくことは、会社にとっても、職員にとってもメリットが大きいですね。

スムーズな立ち上げができたと実感

——立ち上げは具体的にどのように進めていくのでしょうか?

まずはオープン日を決めて、そこから逆算して複数のことを進めていく感じですね。同時進行でいろいろなことが動くので、期限やタスクなどは不備がないように気をつけました。

全体のスケジュールが決まったら事業所の改装の打ち合わせや物品の発注など、事業所が機能するための準備を進めていきます。

オープンの1ヶ月前にはこれらの作業を全て完了して、最後の1ヶ月はご利用者さまを集めるための営業活動に注力します。

——これは大変だったという作業や手続きはありましたか?

これまでの事業所の出店で流れは把握しているので、今回の立ち上げも比較的スムーズだったように感じます。

物件に関してもオーナーさんが協力的で助かりました。事前に内装や壁紙、床を張り替えてくれたり、外のポストも、オーナーさんがより使いやすいようにしてくれました。本来、オーナーさんが関わることってないですが、細かいところにも目を配ってくれて、ありがたかったですね。

意外と大変なのは車の手配ですね。オープンの半年前にやらないと車が手に入らないので、スケジュールの設定と管理はかなり重要になってきます。

どんな人でも働きやすい環境づくりを目指して

——最後に、今回の立ち上げを経た感想をお聞かせください。

私たちとしては、今後も新規事業所を出店していくつもりです。
働く場所も増えていけば、キャリアや選択肢も広がるので、介護の仕事を突き詰めていきたい人も、自分の中のビジョンが見えない人も、どんな人でも働きやすい環境になっていくと思います。

まとめ

私たちは、高齢者の皆さんの「ふつうの暮らし」を実現するためのサポートを行っています。それは、職員に対しても同じ思いです。

今回の「越谷デイサービス151A」も、他事業所との連携や職員のキャリアアップ、ライフスタイルの変化に適応できるような場所づくり、環境づくりを大切にしています。

事業所を複数運営することで、職員にとってもたくさんの選択肢が増えることが私たちにできることの一つだと考えており、今後も職員がウコウコヤオで働き続けられるような仕組みづくりに取り組んでいきます。

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