管理者(正社員)

管理者(正社員)

小林 遥香

上京して頑張っている人

——まずは自己紹介をお願いします。

本所事業所の小林です。介護職員として入社して4年半くらい勤務し、2021年10月から管理者になりました。
入社時は高砂事業所に所属していて、フロア業務や送迎などに携わり、介護職員としての基礎を学びました。
2年前の5月に本所事業所に転属してからは、介護職員としての基本業務に加え、事務作業や契約業務、ケアマネージャーさんとのやりとりなど、責任ある仕事を多く経験させてもらっています。

——仕事内容について教えてください。

介護職員の仕事と両立して、管理者の仕事を行っています。管理者になってからは、社員の管理なども行っています。それまでは自分の仕事を全うすればいいと思っていましたが、今は部下の様子を見たり、教育することも増えたなと感じています。

管理者になって間もないので、自分の中でつかめていない部分もあります。どうやって1日の仕事を組み立てていくのか、どれが優先で、どれを後に回してもいいのかと、考えながら仕事を進めていますね。

前任の管理者は、見ていて余裕があったように感じていたのですが。実際にやってみて、想像以上に大変だと感じることが多かったです。
例えば、来月の施設の稼働や職員のシフトや配置、利用者さんの今後の動きなど、日々の業務を行いながらも考えなければいけないことがたくさんあります。

これらをやっていたのかと思うと、前任者のすごさを改めて感じました。前任者は施設や職員同士の雰囲気を保つために、そう振る舞っていたのかもしれませんね(笑)

私も、前任者のレベルに到達したいと思っています。

——管理者になった経緯を教えてください。

今の事業所の前任の管理者が昇格・異動するにあたり、後任の管理者が必要となり、声をかけてもらったのがきっかけでした。小林さんどうですか?と言われて・・・

まさか私が管理者になるなんて思ってもいませんでした。管理者になれるような器だと思ってなかったですし、自分の実力に見合ってないのではないかと不安になりましたが、指名されたからには期待に応えたい、という思いもあり、引き受けました。
あとは、無理です、というのはなんとなくプライドが許さなかったというのもあります(笑)

——ウコウコヤオに入社した経緯を教えてください。

元々、母に勧められて旧・ヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)の資格を持っていたんです。それを活かせる仕事がしたいと探していたところ、ウコウコヤオを見つけて応募し、内定をもらいました。

今は考え方も変わりましたが、介護の仕事がやりたい!というわけではなかったんです。資格も母が持っていたからとりあえず取得したという感じで・・・(笑)
前職も介護ではなく、ベンチャー企業で営業の仕事をしていました。

前職を辞めてからは、しばらくのんびりしていたのですが、いい加減このままじゃまずいと思い、就職活動を始めました。
仕事にこだわりはなかったのですが、昔から東京で働きたいと思っていて。元々出身は愛媛で、上京してきたんです。なので、東京で働けて、かつ、自分の持っているスキルでできることはないかなという観点で再就職先を探していました。

——ウコウコヤオを選んだポイントはありますか?

シンプルですが、採用してもらえたからというのはあります(笑)
仕事に対するこだわりはなかったので、採用してもらえるなら、という気持ちでしたね。あとは、家から近くて通いやすかったというのもあります。

面接時や施設見学の時に、良い意味で介護のイメージがひっくり返されたというのもあるかもしれません。最初の勤務地になった高砂事業所を見学したのですが、古民家で介護をしていて、えっ、こんなところで介護をするんだ、と驚いたのを覚えています。今は古民家の介護施設も増えましたけど。
働いている人たちも私服でゆるっとしていて、まったく想像と違いました。介護施設というとポロシャツにチノパンのイメージですが、私服で働いているので、普段の日常生活と変わらないような雰囲気が漂っていて良いな、と感じましたね。

面接も、いわゆる面接のテンプレートな質問だけでなく、雑談もあったので、変に緊張せずにリラックスした状態で話せたのはウコウコヤオだけでした。
介護の資格はあるけど実務経験はなく、こんな自分じゃ採用されないのではないかと心配もありましたが、面接でいろいろな話をしたことで、ここなら自分でも働けるかもと思えました。実際に採用されて、ほっとしましたね。

——実際に入社してどうでしたか?

事前に施設見学をしたこともあり、そこまでイメージとのギャップはありませんでした。周りの先輩方も優しかったですし、当時私についてくれた上司は、私のことをお母さんだと思ってねと言ってくれて、心強かったです。
ご利用者さまは想像以上に元気で若々しい方が多くて、そこは少しイメージと違いました。昔、特別養護老人ホームや、グループホームへボランティアに行ったことがあって、そういった施設にいる高齢者の方をイメージしていたのですが、実際は地域に暮らすおじいちゃん、おばあちゃんのような方ばかりでした。

仕事に来ているというより、公民館のボランティアに訪れているような感覚でしたね。最初のうちは自分に与えられる仕事が少なかったから、というのもあるかもしれませんが。

仕事内容については、思っていたよりもご利用者さまと「話す」ことが多いと感じました。体操やレクリエーションの時だけでなく、ご飯を作っている間も話しますし、午後の自由時間もずっと話し続けているんです。

私は元々話し下手だったので、最初は何を話せばいいのかわからず戸惑っていましたね。今思い返すと結構大変だったなというのを思い出しました(笑)
結局、話すことに慣れてきて気にしなくなりました。ご利用者さまと話を繰り返すうちに、その人のことを知っていくので、そこから話せることが一気に増えてきて、会話にも困らなくなった気がします。

——ご自身で思う、今でもウコウコヤオで働き続けられている理由はありますか?

まずは、家から近くて通いやすかったというのは大きいです。それと、良い意味で仕事をしている感じがしないのが続けられている理由かもしれません。
みんなで一致団結して仕事をしよう!頑張ろう!みたいな雰囲気が私は苦手で・・・
精神的に追い詰められるような働き方じゃないのが合っているのだと思います。

だからといって適当に仕事をしているわけではなく、自分がやるべきことは責任を持ってやりましょう、という雰囲気が会社全体にあり、そのバランスがちょうど良いから続けられているのかもしれません。

あとは、今の仕事を辞めてまで、他にやりたいことがないというのもありますね(笑)
シフトも調整してもらいやすいので、プライベートとのバランスも取りやすいと思います。

キャリアアップが明確なのもわかりやすくていいですね。管理者になるのも、給料アップという部分に惹かれた部分もあります(笑)
どちらかといえば、自分の希望に合わせて働き方を見つけられる会社だと思います。

——仕事をしていく中で自分が変わったなと思うことはありますか?

街へ出た時に、介護の仕事をしている人やモノをみるようになったと思います。デイサービスの車だったり、シルバーカーを押しているおばあちゃんを娘さんが介助をしているのを見て、大丈夫かなと心配になったりと、介護職員としての視点で世の中を見るようになりました。
ご飯を食べるときに、近くに高齢者の方がいたら、ちゃんと食べられているかどうか見てしまいますね。

最近は、ご利用者さまの将来も考えて仕事をするようになりました。例えばご利用者さまが歩いている姿をみて、その歩き方だと足を悪くしそうだな、と思ったりしますね。そういう場面に出くわしたら、足の可動域を保てるような体操をしてあげたらいいんじゃないかなと考えるようになりました。

また、ご利用者さまのご家族の様子も注意深く見るようになりました。例えば、何気なくため息をついていたら、何か悩みがあるのではないか、ご家族の方が介護を続けるためにはどうしたらいいか、などと考えるようにしています。
時には、ケアマネージャーさんや他のスタッフに、こうしたらいいんじゃないかと提案してみたりすることも増えました。

——仕事を辞めようと思ったことはありますか?

あまり考えたことはなかったですが、続くとも思っていませんでした。仕事に対して良いモチベーションで取り組めている時と、そうでない時の波がある感じですね。

私たちの仕事は、介護以前に、ご利用者さまの命を預かっているわけですから、そのプレッシャーを感じて辛くなることもありました。
でも仕事を続けているとマイナスな出来事ばかりじゃなくプラスの出来事もあるんですよね。ご利用者さまとの交流の中で嬉しい言葉をいただいたり、日々の業務の中でスタッフ同士の連携がうまくいったりですとか、新しい契約が増えたりですとか。

そのうちプラスの出来事の方が割合が増えてきて、仕事に対しても楽しいと感じるようになりました。転職のこともあまり考えなくなりましたね。

——本所事業所は、どんな人が働いていますか?

明るく元気で、パワフルな人が多いですね。すごく元気でムードメーカーの人がいたり、マイペースだけどやるときはちゃんとやる人がいたり、真面目にコツコツ仕事を進めている人がいたり・・・

資格を取りたい、管理者を目指したい、など、仕事や介護に対して目標を持って意欲的に取り組んでいる人もいますし、本当にいろいろな人がいます。
年齢層はその時によってバラバラですが、わりと若手のスタッフが集まっている印象です。

個性がぶつかり合うとかではなく、いつも良い雰囲気の中で働いています。パートさんだと副業している人もいるので、他の人の仕事の話を聞くのも楽しいですね。

——今後の目標や、挑戦したいことはありますか?

まずは、管理者としての役割を果たせるよう、目の前のことにしっかり取り組んでいきたいです。事業所の稼働を維持していけるように、いろいろなことを考え、提案していきます。

——最後に、応募者へメッセージをお願いします。

「介護」という言葉で、ハードル高く考えなくていいと思います。
私たちの事業所は、介護というより人の生活をサポートする仕事、というイメージが近いです。人助けをしたい、誰かのお手伝いをしたい、人と話すことが好き、お年寄りが好き、という気持ちがあれば十分チャレンジできる仕事だと思います。

私たちの事業所は、介護度も低い方で、歩ける方が多いので、実際に事業所を訪れると、ギャップを感じて驚くことがたくさんあると思います。
未経験でも全然問題ないです。私も未経験で入社しましたが、慣れれば知識やスキルは後からついてくると感じましたし、未経験で入社してくるスタッフの割合が多いです。

あとは、感謝されることが多く、何気ない言動ひとつでやりがいを感じることもあると思います。「ありがとう」とたくさん言われる仕事って、なかなかないですよね。私たちからしたら大したことをしていないのに、ご利用者さまからものすごく感謝されることもあります。

私も「あなたがいるから来るのよ」と言われたことがあって、素直に嬉しいな、と感じました。実際に挑戦してみたら、想像以上にやってよかったな、と思える仕事だと思います。

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